8時59分60秒?うるう秒で1秒増!過去にはどんな問題が起きたのか

2015年7月1日、うるう秒として1日に1秒が追加されました。「午前8時59分60秒」という普段はありえない時間が挿入され、1秒追加の対応が取られました。うるう秒は地球の自転による時刻のズレを調整する為に追加されるもので、数年に1度行われます。
前回のうるう秒追加が行われたのは2012年。たった1秒の追加ですが、いろいろと混乱も起きました。前回はどのようなことが起きたのでしょうか。
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前回うるう秒が追加されたのは2012年7月1日。たかが1秒ですが、これがいろいろと問題になりました。
オーストラリアの空港でトラブル
オーストラリアのカンタス航空で国内発着便の運航遅れが生じました。理由は危機トラブル。システムは通常ありえない1秒が追加されたことでエラーが発生。わずか1秒の追加の結果、最大2時間の遅れとなってしまいました。
ミクシィで障害
SNSの1つ「mixi(ミクシィ)」でシステム障害が発生し、約4時間の間ログインしづらくなる問題が発生しました。
システム化が進む現代。わずか1秒のくるいが障害発生のリスクとなります。例え何も問題が起きなかったとしても、企業は事前にうるう秒によるシステムへの影響を調査するなどの時間が必要となります。たかが1秒ですが、多くの人がその対応に何時間、何日もの時間を必要としてしまう為、廃止の声も多くあがっています。
人類が最も「1秒」という時間に注目するうるう秒。2015年は問題が起きないことを祈るばかりですね。
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