過労死と認定される2つの直接的原因

ここ最近、電通の過労死ニュースが毎日のように報道されていました。過労死は日本で最も大きな課題の1つで、一刻も早い解決が必要です。人生の為に仕事をしているはずなのに、いつの間にか仕事の為に人生を犠牲にして最後は過労死だなんて最悪ですよね。「昔はこれが普通だった」という時代遅れな化石時代の考えを持った上司が少なくないことも原因です。
ところで、過労死過労死と言いますが、過労死には大きく分けて2つの原因があります。その2つの原因とは何なのでしょうか。
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その1:精神的な病による自殺

ニュースでよく報じられるのは過労自殺。多くは過労により鬱病(うつびょう)を発症して自殺してしまうというもの。長時間労働や休日出勤はもちろんのこと、仕事のストレスも大きな要因です。長時間労働に人間関係や仕事のストレスが加われば鬱病発症の確率も高くなります。
自分の好きなことだったら例え長時間でも割と耐えられますよね。問題は長時間ストレスにさらされ続けることではないでしょうか。「昔はこれくらい普通だった」という時代遅れな上司や、人の気持ちが汲み取れない上司の場合、部下にかかるストレスは何倍にも膨れ上がります。
その2:心筋梗塞や脳梗塞などの疾患
精神的には特に問題なくても、突然ポックリなんてことも少なくありません。長時間労働による疲労やストレスは徐々に体を蝕んでいきます。心疾患や脳血管疾患など、働き過ぎると気づかないうちに体がボロボロになっています。国の過労死防止対策
2014年11月に「過労死等防止対策推進法」が施行されました。施行からまだ2年しか経っておらず、まだまだ国の過労死対策は不十分な状態です。電通で過労自殺がありましたが、他にもいつ過労死してもおかしくないほど働かせている違法な企業は山ほどあります。電通では過労自殺が起きた為に大騒ぎになりましたが、人が死んでから対応するのではなくて人が死ぬ前になんとかしなくてはなりません。過労死問題は国はもちろんのこと、企業自身、そして現場レベルの人間も問題意識をもって対応する必要があります。
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