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YouTubeひろゆき切り抜き動画を実験的に始めてみました(収益化へ向けた切り抜き動画の作り方・伸ばし方)

  1. 2021/04/14(水) 09:00
  2. IT
YouTubeひろゆき切り抜き動画を実験的に始めてみました(YouTube初心者がやるべきことは何か?)

2021年4月14日、ひろゆき切り抜き動画を実験的に始めてみました。YouTube動画がどのような過程でアクセスが伸びるのか、または伸びないのか。これを実験して過程などをお伝えすべく記事にしました。いろいろ試した結果をご共有します。

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ひろゆきとは?

ひろゆき切り抜き動画

ここ最近「ひろゆき」の切り抜き動画がものすごい勢いで話題になっています。ひろゆきとは、2チャンネルの創設者として知られる西村博之(現在フランス在住)のことで、最近は論破王として歯に衣着せぬ意見が人気です。どんな話題でも的確な回答をするだけでなく、誰が相手でも臆することなく矛盾をついて論破します。

一見超優秀人間のように聞こえますが、実は人間性は真逆。「楽して生きていきたい」「普段怒ることがない」「金持ちなのにまったく無駄遣いしない」などなど、かなりレアなモンスターです。そのキャラクターのせいか、普通の人が言うと大炎上するようなことでも、ひろゆきが言ってもまったく炎上しません。「頭が悪い」「無能」「嘘つくのやめてもらってもいいすか?」とにかくズバズバ言いたいことを言います。

切り抜き動画とは?

ひろゆき切り抜き動画

ひろゆきはYouTubeでちょくちょくライブ配信をしています。1~2時間くらいの配信で、スパチャ(ユーザーからの有料投稿)に答えるという内容ですが、ひろゆきに質問したいユーザーが大勢おり、毎回すごい額のスパチャが飛び交います。

そんなひろゆきのライブ配信を質問単位で区切るなどして、部分的に切り抜いた動画が流行っています。「それ、著作権違反じゃん」と思われるかもしれませんが、ひろゆきはこれに対して黙認という形をとっています。そして、収益化した切り抜き動画はひろゆきと収益折半する仕組となっています。長いライブ配信に対し、切り抜き動画は短くまとめられており、編集者によっては字幕がつけられていてわかりやすく、このことがキッカケでひろゆき動画の人気が日に日に高まりました。結果的に切り抜きが人気になればひろゆき自身のチャンネルも人気となり、相乗効果を生んでいます。

切り抜き動画検証の現在

第1フェーズ(2021/4~8:手探り期)

ひろゆき切り抜き動画

切り抜き動画を作成している人は2021年4月時点で、500を超えるとも言われています。「切り抜くだけで楽してお金がもらえる」と考えた人が大勢いるわけです。しかし、そう簡単なものではありません。もう既に切り抜きはレッドオーシャン(ライバルが多すぎる状態)。今から参入してもそもそも動画をアップしても検索で引っかかりすらしません。

そんな中、切り抜きを始めてみることにしました。はじめは何をしたらいいのか右も左も分からない為、とりあえずやってみるということを重視して深い事を考えずに作成しました。

第2フェーズ(2021/9~12:収益化条件クリアまで)

hiroyuki_skill.png

2021年9月、テーマを「スキルアップ」として体裁も大きく変えました。時事ネタが伸びやすいのですが、時事ではなくスキルアップ系で検索流入がどう伸びるのかに焦点を絞って検証してみようと考えました。結果はあまりうまくいかなかったという結論です。しかしながら、2022年12月には収益化の条件(登録者数1,000人、総再生時間4,000時間)を達成しました。ただ、条件達成した時点で満足し、実験を一時終了することに。

第3フェーズ(2022/3~:収益化後)

YouTubeひろゆき切り抜き動画を実験的に始めてみました(YouTube初心者がやるべきことは何か?)

収益化条件を満たしたまま放置していましたが、2022年3月頃に収益化後の検証をしてみようと思い、ようやく申請をしました。無事に通り再開することにしましたが、今までのやり方を辞め、人物特化の内容に振り切る形としました。時事ネタや芸能ネタが伸びることは以前から把握しており、一気にそちら側へ振り切った形です。

結果はかなり伸びました。チャンネル登録者数はあまり多くないものの、一番視聴回数が多いもので23万回。10万回超えの動画は全部で4本となりました。どのような場合に伸びるのか、10万超えの動画がどの程度の収益となるのかなどを知ることができ、収益化後の検証は割と満足で、今は更新頻度を激減させてゆるりと続けています。

今までの動画の流れは実際にチャンネル見ていただければ分かるかと思いますので、参考までに。
▶ひろゆき・スキルアップ

そもそも切り抜き動画を始めた理由

正直、収益化はどうでもよく、気になったのはYouTubeで切り抜き動画がどう評価され、どうアクセスが伸びていくのかを実験してみたいと思った為です。と言いますのも、マーケティングの業界に身を置いておりまして、単純に知りたいと思った為です。

昔、これとは別のブログ(ディズニーをテーマとした)で実験をしたことがあり、多い時で月間100万PVまでいったことがありました(始めてから1年以上かかりました)。このことがキッカケでマーケティングの業界に転職することになったのですが、今度はこのYouTubeを題材に実験をしてみようかと思いました。が、YouTubeに関しては知識がないため、まったく自信はありませんでした…。

切り抜きに必要な物

切り抜きには3つの道具が必要になります。

①YouTube動画の抽出
②動画編集ソフト
③画像編集ソフト

①はとりあえずネットで「YouTube ダウンロード」と検索すると使えるWebサイトがたくさん出てくるので、ここでひろゆき動画を抽出します。今はPythonを使ってダウンロードするプログラムを組んで対応しています。②はAdobeのPremiere Pro、③はいったんフリーのGimpを活用します。そして、2021年4月14日に初めて動画をアップしました。

動画編集のポイント

先ほどお話した通り、ひろゆき切り抜き動画に参入しているユーザーは膨大な数。動画はただ切り抜くだけでは到底勝つことはできません。そのため、当初意識したのは次の点。

①字幕をつける
②タイトルを入れる
③しゃべる内容に補足が必要な場合は補足/または分かりやすいイメージを入れる
④最後に「チャンネル登録お願いします」を入れる

いったんこの4点は入れつつ、動画を作ってみようと思い、いろいろ改善入れつつPDCAまわしました。

例)


当初はこのような形で作っていましたが、それなりに時間がかかります。文字入れは後に Adobe Premiere Proの文字起こし機能を使うようになり、さらには Pythonを使って成形するなど工夫に工夫を重ね、5分程度の動画であれば10~20分ほどでつけることができる形にまで時短することができました。しかしそれでも負担は相当です。


さすがにしんどいので、2022年3月から再開した際には、文字入れを捨てました。そもそも、動画をクリックしたユーザーは「テロップがないから見るのやーめた」と離脱するケースはほとんどなく、字幕の影響は小さいものでした。これを辞めた結果、動画の抽出+音量調整+サムネイル作成の10分程度で動画を作れるまでに時間を削減することができました。

画像編集(サムネイル作成)のポイント

第1フェーズ(2021/4~8:手探り期)

ひろゆき切り抜き動画

YouTubeで特に大事と言われるのがサムネイル。当初、とりあえずは人気のひろゆき動画に似せて作ってみました。

①短く完結に内容を伝える
②文字は大きめ
③色を3色程使い分ける

この辺はセンスが問われるところですが、センスはないのでとにかく他の動画を参考にといったところでしょうか。

第2フェーズ(2021/9~12:収益化条件クリアまで)

2021年9月、サムネイルの作りはレイアウトを固定化しました。これまではいろんなパターンで作っていましたが、初めてアクセスしてきたユーザーに対して、「探しやすい」という点を重視してレイアウトを固定化。

XX.png

サムネイル作成の時間はかなり短縮できました。が、第2フェーズはあまり伸びなかったのでこのままではダメだなという結論です。

第3フェーズ(2022/3~:収益化後)

YouTubeひろゆき切り抜き動画を実験的に始めてみました(YouTube初心者がやるべきことは何か?)

2022年3月からは時事・芸能人ネタに振り切り、サムネイルもある程度煽りが入っています。作り方はほぼ型化されているので作成時間は5分程度です。

YouTubeの初心者への評価ポイント

YouTubeに動画をあげている人は5万といるので、作ってすぐに他の人にリーチされることはまずありません。そのため、何本か作って再生数がつかずに脱落していく人が多いわけです。やはりせっかく作ったのに見てもらえないと思うと人間モチベーションは続かないものです。

YouTubeは当然、多くのユーザーに多くの動画を見てもらいたいと考えています。そのため、名も知らぬよく分からない素人・初心者が動画をアップしたところで、それを誰かにオススメしてくれるわけではありません。ということを考えると、

①再生数
②高評価率
③離脱率

これらの数値が優秀な動画が評価されるものと考えられます。ところが、初心者YouTuberはそもそもこれら数値がつくキッカケすらありません。これら以外で評価してもらえるポイントは、投稿頻度や投稿数くらいではないでしょうか。とにかく地道に動画をアップしていくこと、これが初心者ができる最低限の努力です。まずは無理のない範囲で1日1本くらいあげてみて様子見といきましょう。

初心者ができる集客(再生数アップ)の施策

2021年4月に初めて動画をアップしましたが、まあ想像通り再生数はほぼつきません。コツコツ動画をアップするだけでなく集客施策も考えないといけません。

①SNS(Twitterなど)
②ブログにリンク張るなど
③その他

やれることとしては、まずは①のTwitterなどのアカウント作ること。ひとまずTwitterアカウント作るなど、やれることはいろいろ試しました。
▶Twitterアカウント

②はこの記事だったり、過去に作ったブログなどにリンク貼ってみます。
③のその他は、極端な話使えるものは何でも使えです。例えば、Yahoo!知恵袋に「ひろゆきさんが〇〇と言っているんですが、どう思いますか?」とか質問しながらリンク貼っちゃうとか、なんでもいいわけです。できることを模索します。

初心者にとっては、まずどうリーチするか。いろいろ試してみるしかありません。四の五の言わずにひたすらにPDCAです。

まとめ

とにかく大事なのは、YouTubeにせよブログにせよ何にせよ、「続けること」なのかなと思います。ただ、無心で続けるだけではダメです。いろいろ試行錯誤しながら続けていくことが必要で、それでも当たらないことはあると思います。ただ、なにはともあれやってみないことには先はありません。この実験を通じてYouTubeについての理解がかなり深まりました。実験としては満足しています。

これから切り抜きを始めようとしている方、または伸び悩んでいる方などなど、少しでもご参考になれば幸いです。ではでは、良い切り抜きライフを。

▲20万再生を突破した動画の例

2022/7 更新

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