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まだ現金払いしてるの?現金で支払ってる人は●●%

  1. 2022/07/27(水) 10:00
  2. お金※小判
まだ現金払いしてるの?現金で支払ってる人は●●%

デジタル化の対応がとにかく遅い日本。今も書類は紙で保存され、FAXを使い続け、コロナ過でもわざわざ印鑑を押す為に出社する。ITリテラシーのない人間が「ITは怖い」「ITはセキュリティが心配」と誤った知識でいつまでも前に進むことを拒みます。背景としては、投票所へ足を運ぶ多くが高齢者の為、高齢者が嫌がる施策については政府はいつも腰が重くなるという現状もあります。

デジタル化の中でも身近な例がキャッシュレス決済。旧来から存在するクレジットカード決済はもちろんのこと、近年ではQRコード決済が急拡大しています。さて、キャッシュバックも盛んにおこなわれるお得なQR決済などが普及している日本ですが、現金払いをする人は現在どの程度存在するのでしょうか?

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現金払いをする人の割合

モバイル分野のマーケティング調査を行うMMD研究所が2022年1月に18~69歳の男女約4,5000人を対象に行った調査によると、普段の支払い方法(複数回答可)で、現金を含むと答えた人は 84.8%。なんと10人に8人以上は現金を利用しています。この調査で少しショックを受けたのが対象年齢が69歳までが対象ということ。仮に対象年齢を広げたら、おそらく84.8%では済まないほど現金の使用比率は高くなると予想されます。

ただし、これは日本人のマインドの問題だけではなく、現金を使わざるを得ない日本の現状も影響していると考えられます。なぜなら現金支払いのみという店もまだまだ少なくありません。現金払いに制限し、商品を安く提供する店も多くある為です(クレジットカードなどは中間手数料が発生する為)。また、現金払いについて極端な例ではガチャガチャ。ガチャガチャは小銭を直接投入する必要があります。キャッシュレスで生活をすることは可能ですが、一部現金が必要なケースはまだまだあります。

クレジットカードやQR決済を利用する人の割合

まだ現金払いしてるの?現金で支払ってる人は●●%

現金払いをする人が多いイコール悲観的になる必要はありません。現金を使わざるを得ないケースがある為、必ずしも日本人がキャッシュレスを拒んでるとは言い切れません。重要なのは、現金でないキャッシュレスによる決済をどの程度の人がしているのか。これが重要です。

普段の支払い方法(複数回答可)で2位となったのはクレジットカード。クレジットカードは69.6%という結果でした。また、スマホ決済(QRコード式・タッチ式など)は3位で43.6%。カード型の交通電子マネーは4位で24.4%という結果となりました。特にスマホ決済は3年前と比較すると30%近く利用者数を伸ばしています。特にペイペイの大型還元キャンペーンはじめ、20%も30%もポイント還元されるようなお得なキャンペーンが功を奏し、多くのユーザーを獲得しています。

日本でキャッシュレスの浸透が遅い理由

政府のデジタル化対応が遅すぎるというのが一番の要因かもしれませんが、日本の環境面においても考えられる要因はあります。例えば、アメリカはクレジットカードなどキャッシュレスが好んで利用されていますが、その理由の1つが治安の問題。多額の現金を持っていると強盗に襲われる可能性もあり、店側の立場だと偽札を使われるというリスクもあります。キャッシュレスのほうが安全だし便利だよねという流れは作りやすい環境です。一方で日本は安全で偽札を使われるケースも少なく、現金を持つことに抵抗を感じる人はあまりいません。

2021年にはデジタル庁が設立された日本。今の所これといった成果は耳にしていませんが、早いところ紙やFAX、印鑑といった化石時代の慣習を排除していってほしいものです。

まとめ

以前たまたま出かける際に財布を持っていくのを忘れてしまったことがありました。しかし、電車はSuicaで乗り、買い物はすべてスマホ決済で済ませることができました。やはり現金は多少は持っていないと不安にはなってしまうものの、今では現金無しでもなんとでもなる時代です。デジタル化の流れが遅いとはいえ、このような生活ができるのは10年前では考えられなかったことです。そう遠くない未来に、現金を持ち歩かなくても不安をまったく感じない社会が訪れる事を期待したいものです。


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