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落とし物で1億円拾った男の運命。国に徴収され、結局もらえたのは●万円。

  1. 2022/08/02(火) 10:00
  2. お金※小判
1億円拾った男の運命。国に徴収され、結局もらえたのは●万円。

お金を拾ったことはありますか?小銭を拾ったことがある人は結構な数いるかもしれませんが、紙幣になるとあまり話を聞きません。個人的には身近な人で数万円を拾って警察に届けたという話は聞いたことがあります。拾った物は警察に届けてから3ヶ月持ち主が現れなかった場合に受け取ることができます。

実は、今から40年以上前の1980年。一般人が銀座で1億円を拾ったという出来事がありました。これは後に「一億円拾得事件」と呼ばれ話題に。当時は拾得物の保管期間は6ヶ月で、6ヶ月持ち主が現れなかったら1億円を拾った人がもらう権利をゲットできます。ドキドキの6ヶ月ですよね。

結果、6ヶ月持ち主が現れずに1億円を受け取ることになりましたが、実際は1億円をまるまる受け取ることはできませんでした。受け取れたのは驚くほど減額された金額。何があったのでしょうか。

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1億円まるまる受け取れなかった理由

1億円拾った男の運命。国に徴収され、結局もらえたのは●万円。

一億円拾得事件が発生したのは 1980年4月25日、当時トラック運転手をしていた一般人・大貫久男が銀座の道路で風呂敷包みの1億円を拾い、警察に届けました。6ヶ月後経っても持ち主は現れず、1億円は彼の物になるはず、でした。しかし、実際に手にしたのは6,600万円。1億円よりも3,000万円以上も少ない金額です。

1億円まるまる受け取れなかった理由は、拾った1億円が一時所得となり、税金が課せられたため。当時の所得税率により 3,400万円が税金として課せられました。拾得物にまで税金がかかるとはなんとも夢のない話です。

1億円を拾う出来事は他にもあった

1億円を拾うような出来事なんて信じられませんよね。実は他にもこのような大金が落ちていた例はあります。過去には「竹やぶ騒動」と呼ばれる出来事があり、1989年に川崎市高津区の竹やぶにて1億円を拾得したという出来事もありました。1億円を道端に置き忘れるとは、落とした本人は一体どういう神経をしているのでしょう。

持ち主が現れない理由

1億円拾った男の運命。国に徴収され、結局もらえたのは●万円。

なぜ1億円もの大金を落として、持ち主が現れないのか。1億円もの大金を置き忘れて気づかないわけがありません。可能性として考えられるのが、クリーンなお金ではないということ。犯罪絡みであったり、何かの裏金であったり、銀行の送金などではなく現金で運ばなければならなかったわけですから、クリーンなお金の可能性はだいぶ低いのではないでしょうか。そうなると警察にわざわざ受け取りに現れるというのは考えづらいですよね。

まとめ

道端に落ちている大金。1億円とまではなかなかいかないものの、紙幣や貨幣は意外とたくさん路上に落っこちています。当時1億円を拾った大貫久男は、これをキッカケに脅迫などをたびたび受けていたとのことで、一時は防弾チョッキを着ていたことも。拾ってラッキーかと思いきや、人生そうイージーモードではないようです。ちなみに、この件が発生した日ということで 4月25日は「拾得物の日」として制定されました。なにはともあれ、もしも大金を拾った場合は必ず近くの交番に届けましょう。


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