世界で一番大きな人間「ロバート・ワドロー」。その身長がなんと…

世界一身長が高い人物の名前は「ロバート・パーシング・ワドロー(1918/2/22~1940/7/15)」。アメリカ出身の人物です。いわゆる巨人症と呼ばれる症状で、身長が止まらずに伸び続けてしまい、最大の身長が記録されました。
いったい、ロバート・ワドローは何cmまで伸びたのでしょうか。
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ギネスを記録したロバート・ワドローの身長

ロバート・ワドローの身長はなんと272cm。2メートル越えの人は結構いますが、272cmとなると完全に規格外です。272cmを記録したのは1940年6月27日、彼が22歳の頃。実はこのわずか2週間後に不幸にも亡くなってしまったのですが、亡くなった時の身長はなんと274cm。さらに伸びていたのです(死亡時の身長はギネス認定はされず)。
写真は父親との一枚。父親は決して小さいわけではなく182cmあります。180cm以上あるにも関わらず、息子と並ぶとまるで子供のように見えてしまうほど、ロバート・ワドローは巨大でした。
なぜ身長が伸び続けたのか
ロバート・ワドローは出生時は普通でしたが、2歳の頃にヘルニアの手術をしたことをキッカケに一気に体の成長速度が上がってしまったと言われています。年齢 | 身長 | 体重 |
---|---|---|
8歳 | 188cm | 100kg未満 |
10歳 | 198cm | 100kg |
13歳 | 224cm | - |
16歳 | 240cm | 166kg |
17歳 | 248cm | 180kg |
18歳 | 254cm | 177kg |
19歳 | 260cm | 197kg |
21歳 | 265cm | 233kg |
22歳 | 272cm | - |
22歳(死亡時) | 274cm | - |
脳下垂体腫瘍で成長ホルモンが過剰に分泌され、止まることなく成長し続けました。体重は入院など、体調によって大きく増減していましたが、身長は毎年順調に伸び続けていました。そもそも8歳の時点で188cmというのは凄まじい成長力です。
死因は敗血症
ロバート・ワドローが亡くなったのは22歳の若さ。その理由は敗血症でした。傷口から炎症が発生し、そこから感染を引き起こしました。これをキッカケにワドローは敗血症となり、わずか22歳の若さで亡くなりました。やはりこれほどの体の大きさだと健康リスクも常人とは比較にならない程高まってしまうのではないでしょうか。まとめ
世界一のギネス記録を叩きだしたロバート・ワドローですが、本人はどう思っていたのか。世界一でかいと話題になることが本人にとって喜ばしい状況なのであれば良かったとは思いますが、さすがにここまで規格外に成長してしまうと悩みも常人の想像を超えるような物だったのではないかと考えてしまいます。どこまで成長し続けるか分からない不安や、他の人達との物理的・心理的な距離感などなど、きっと壮絶な人生だったのではないかと想像します。参考までに日本人で最も身長が高かった人物は238㎝。これはまた別の機会に紹介しましょう。
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