動物は口呼吸ができない!?犬がハーハーする理由

犬や猫、馬などなど。驚くことになんと動物は口では呼吸ができません。人間は当たり前のように口で呼吸をしていますが、犬や猫は口で呼吸ができないのです。風邪や鼻炎、花粉症などで鼻が詰まって口でしか呼吸ができないということもありますが、口呼吸ができないと窒息してしまいそうですよね。動物はその辺大丈夫なのでしょうか。それはさておき、ではなぜ犬はいつも口で「ハーハー」しているのでしょうか。
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口呼吸ができるのは人間だけ
人間以外の哺乳類は基本的に鼻で呼吸をしています。人間の口呼吸はかなり特殊な例のよう。そもそもなぜ人間は口で呼吸するのでしょう。
もともと人類も鼻呼吸だけだったと言われています。しかし人間は進化を続け、直立歩行するようになり、言葉を喋るようになったことで喉の構造が変化していきました。結果、口呼吸ができるように。
犬がハーハーしている理由

犬は舌を出しながらよく「ハーハー」してますよね。どう見ても呼吸しているようにしか見えませんが、呼吸してません。吸った息は肺に到達せずにまた出てきているといった状態。
犬がハーハーしているのは呼吸のためではなく体温上昇を抑えるための行動です。皮膚に汗腺がない為、汗をかいて体温調節することができないことから、「ハーハー」と舌から体温を逃がして調整しています。まさか口呼吸が人間特有の行動だったとは驚きですね。
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