「動物愛護管理法」の改正で犬猫の殺処分縮小に期待の声が高まる

動物の愛護及び管理に関する法律が改正され、2013年9月から施行されています。
これにより、保健所で殺処分される犬猫の数が減らせると期待の声がかかっています。
改正の内容はどのようなものなのでしょうか。
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改正により、生まれてから56日経っていない犬猫の販売・展示・引き渡しが禁止されます。
生まれて間もない犬猫を家族から引き離すと、噛みつきやすくなったり、吠えやすくなったりする可能性が高くなると言われています。
そうなると、飼い主が飼育を放棄するというケースも増えてきます。
制限を設けることで飼育放棄の数を減らすなどの効果が期待できます。

終生飼育を義務付ける内容も追記されています。
飼い主がペットの病気などを理由にして無責任に保健所に預けようとしても、保健所はこれを拒否することができます。
そもそも、愛犬・愛猫が病気になったからといって保健所に殺処分させる飼い主がいること自体が信じられないことですが、法律で明記されることは大きな意味があります。
2011年には犬が4,4000頭、猫が131,000頭、年間で合計17万頭を超えるほどの犬猫が殺処分されました。
この改正により、今後この数字がどれだけ減らせるのか。
1頭でも多くの命が救われることを願います。

画像元:warazouri.cocolog-nifty.com、www.orangehouse.info、gol-hotaru.a-thera.jp
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